プロジェクトは誰のため?

テツオ和気。
プロジェクトからプロジェクト。
大分プロジェクト、北海道プロジェクト、東京プロジェクト…
場所は揃った。
あとは繋ぐのみ。
去年、農民カフェに就労研修で1週間来農した「隆太郎」15歳、今は16かな。
今、彼は地元徳島で絶望の淵に立たされている。
帰る家も無く、右にも左にもどうにもならん状態なのだ。
東京に呼ぶつもりではあっても、世田谷の自立支援ホームは受入れに難色を示す有様。
農民カフェに就農が決まっているが、寝泊まりする場所が無い。
しばらくは農民カフェに寝泊まりするとしても、ずっとでは息が詰まる。
しかし、希望はある。
今月、俺たちはフェリーで大分へ向かう。
大分に農民カフェを作るのと、村田くん支援のため。
途中、徳島で「隆太郎」を乗せて向かうのだ!
どんな立場であっても、このプロジェクトに参加できない存在など無い。
隆太郎のチカラを必要としているのだ。
それを受け止め、感じて、一歩一歩オトナになれば良い。
その経験としては、申し分ない大分の旅、それにプロジェクトだ。
きっと、人生に活きる、そして生きるに違いない!
このプロジェクトに向かう同盟者は…
少年院ラッパー「祐太郎」
フランスより「ファビオ」
農民BRAND担当「アンチケン」
俺「和気優」
それに
徳島少年「隆太郎」
最強である!
田植え!!

無農薬水田「空田(くうでん)」の田植えが無事終わった…と、言うより、今年もようやく始まった!
天気にも恵まれ、仲間にも恵まれ、言うコトはない。
銀次郎で駆けつけた空田は、キラキラと輝いていた。
今年から、宇佐のチームに見習って「無肥料」で挑む。
作付けは例年の1/3に抑えた。
第一空田は基本的に黒米だ。
打上も相変わらず激しさを増し、喧嘩もありーの、いや、実に壮快!!
農業は表現であり、祭りだ。
喧嘩のひとつやふたつ、まるで構わん。
さーっ、今年も待った無しの「農FUTURE」な季節を迎えた!
銀次郎も「そろそろですな」と言わんばかりの走りを見せてくれたし、弾き叫びのツアーも企画中!
Agri-Sky(農民カフェ)プロジェクトも全国展開中!
止まらんぞ!!
「下北沢あおぞらマルシェ」物語

今回の「下北沢あおぞらマルシェ」でもっとも重要なコトとは…
完全に市民の手で作り上げたコト。
ブース参加料のみでやり遂げました(若干赤字ですが)
予算としてはフライヤー作るのがやっとでしたが、実行委員のメンバー一人一人が手作りで本当に頑張ってくれました!
そしてボランティアで参加してくれた「国士舘大学」の学生やその他のスタッフ。
会場を提供してくれた「カトリック世田谷教会」
地域が一丸となって築き上げたのです。
ライヴの出演者も、聖堂でのインプロビゼーションも、バンブーアクションのオブジェも…素晴らしかった。
何より、福島からいろんな思いを、声にならない叫びを、自らの生産物直販売に代えて、遠路下北沢まで繰り出してくれた人たち。
我々が打ち上げで楽しんでいる時にも、あの福島へハンドルを握り帰っているんだな…そう思うとこみ上げてくる気持ちがあります。
続けよう!
今、出来るコトは、とにかく続けるコト。
それ以外に方法はない。
みんな、よろしくお願いします!!!
極上の暮らし。

朝起きたら鶏に餌をやり、散歩がてら畑を見回る。
山の雪もとけ、新緑が眩しい良く晴れた空。
畑には朝露が滴り、ヒバリが弧を描く。
家に戻れば朝飯だ。
玄米に昆布、薪で炊いたご飯。
摘んできたワラビ、鶏卵にはたまりの醤油。
一気に流し込む。
椀にさ湯を酌み、漬込まれた梅干を箸でほぐす。
夕んべの濁酒も、さっと覚めた。
さて、畑仕事だ。
神棚のボブマーレイとジョーストラマーに柏手。
畑の水場で鎌を研げば、もはやココロは野良魂。
敷き藁から伸びた草を剥ぎ、芋を苗付ける。
しばらくたっぷり汗をかいて、腰のラジオが昼を告げれば一本楠木の木陰で昼飯だ。
アルマイトの弁当箱にはでっかい握り飯と沢庵。
こらしょっと草に横たわれば、空を流れる雲に身を委ねてみる。
気がつけば、小一時間は寝ただろうか?
目線の先には冬眠から覚めたアオガエル。
大きなあくびをひとつ。
ほんなら、もうひと仕事いくべ。
山に筍を掘り、河原で仕掛けた罠筒には八つ目のうなぎ。
これで、夜も楽しくなる。
山の陰に陽が落ちるか落ちまいかの頃合いで、家へ帰る。
撒きで火を焼べ風呂を沸かせば、コウモリが野の奥から飛来する。
風呂上がり、眺めの良い縁側に酒と肴。
天には一番星。
山向こうの仲間が、酒を片手に訪ねてきた。
話は尽きぬ。
酒もまわり、月灯りに歌をひとつ。
合間に虫も鳴く。
明日は街へ出る。
街には街のアーバンな楽しみがある。
さて友よ、そろそろ寝るか。
寝床の天井には自作の曼荼羅。
宇宙に抱かれながら眠る極上の暮らし。
どう?
理想じゃないよ。
こうして「生きる」のさ。
日は沈み、また昇る。

益子は「川尻製陶所」で仕上げた、農民カフェコラボプレート。
「農」の文字はひとつひとつ、川尻くんの手彫りなのだ!
さてさて、益子へ繰り出す事これで何度目だ?
それにしてもなかなか物件が決まらない!
ん〜泣きがはいるぜ。
俺には明解なプランがあっての事なのだが、歯車が合わない感じだ。
正直な話をし過ぎるのか?
めげずに頑張ろう。
益子には魅力が溢れている。
片や、益子の農家は…
深刻である。
「農」の神様、藤田芳さんを訪ねる。
こんな素晴らしい有機農家のもとにも「風評」は攻めてくる。
当然、それらを買い受ける我々にも責務はある。
それに比べたら、物件が見つからないなどと言う次元の低い悩みは捨ててしまおう。
また、頑張れば良い。
Agri-Skyに日が沈む。
そして、日はまた昇る。












