“ぼおじぼ”

20081018162316
“空田(くうでん)”の稲穂。

改めて、空田とは我々が育てている有機無農薬米の田んぼの事です。

今日はこの稲穂にまつわる話を…

10歳まで、親父やお袋と離れて預けられていた爺さん婆さんの家。

場所は栃木県氏家町(現さくら市)

この家のことは以前にも説明しているので説明は省くが、その氏家は“押上”なる地域。

そこには不思議な習わしが存在する。

今頃、田の刈り入れが終わり秋も深まる頃。

夜が更けると、農家ばかりの小さな集落の家々に子供たちが集まる。

それぞれ手には、刈り取った稲を棒状に結んだ束を持っている。

子供たちがグループを組むと、家々を周りながら玄関先で、その稲棒を地面に叩きつけながら歌う。

“♪ぼおじぼあたれ、ソバあたれ…”

しばらくすると家の者が玄関に現れ、子供たちにお菓子や小遣いを渡す。

子供たちは家から家へ一晩かけて渡り歩くのだ。

何かに似てませんか?

そう“ハロウィン”です!

超不思議。

しかし、この習わしは最近始まったわけではない。

江戸期からあるらしいのです。

子供たちはそりゃあ楽しみだよね。

俺も楽しみだった。

夜中に子供たちだけで廻るんだもの。

きっと今は出来ないし、やってないだろうな。

やってるとしても親同伴とか…

この時季、秋の干し草のような匂いが漂うと思い出す。

“ぼおじぼ”
プロフィール

和気優

Author:和気優
バイクに跨りギターを背負って、日本中の少年院
を“生きろ!生きろ!”と弾き叫ぶ!

未だに、ガキの頃を思い返すと悔しくて涙が出る
便所にひとりで行くのが恐くてネショベン垂れた
親戚は冷たかった
毎日夕方、バスの停留所でずっと待った
誰でもいい、誰かが俺を迎えに来てくれる事を
親父よ、お袋よ、なぜだ?
どこからか流れてくるステレオの音
泣きながらその音を聴いてると、優しい気持ちになれた
いつからか、俺は大人と言う、つまらん時代を迎えた
そして10年前、中学時代の仲間が犯した殺人事件
俺は手探りで旅に出る
歌いながら、同じ様な目をした少年の所へ
その切っ掛けが与えてくれた答えを見つけるまで
走り続けるしかない

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